プログラミングを早めに役に立つことに使う 「Hello World」の違和感
【要約】勉強を継続するためのおすすめは、早めに役に立つ経験をする
社会人になって、今まで何度か自分を変えようと思って、コンピュータの勉強に取り組んだことがあります。残念ながら、そのたびにつまずき挫折し、お酒の世界に撤退するということを繰り返してきました。
HTMLにはじまり、Javaまで累々と己の屍が横たわっています。いつもあたらしく学ぶ際に不思議なのは、みんな「Hello World」を表示することから始めます。
みんなこの言葉から始めるところを見ると、プログラマーの方たちにとってみると、とっても格好いい言葉なのでしょう。しかし私くらいの挫折上級者からしてみると、『また「Hello World」来たよ!』と挫折の予感しか感じられません。
文法をしっかり知って、プログラムをガシガシ書けるようになるには越えなければいけないところなのでしょうが、そもそもこの言葉が表示できたからと言って、「で?」という違和感しかありませんでした。
この違和感案外が外れていないと思ったのは、最近Pythonを学ぶなかで、何度目かの「Hello World」を出会ったときでした。このときも、「ハイ、また出た!」と思いました。しかし、このあとちょっとした転機が来ました。
コロナ禍のなかでメールを多くの人に送ることがしょっちゅうあって、これを自動化できないか考えていました。このプログラムをWEBで調べながら作ったのです。作ったといっても、少しアレンジした程度ですが、これが案外使えて重宝しています。この経験のおかげでプログラミングが好きになりました。
プログラムの本を買う人には、私のように何となく知りたいからという人も多いのでは?そんなひとは、「Hello World」から始めるのではなく、いきなり役に立つプログラムを作る機会を作るような勉強法があってもよいかもしれません。