50代転職ビジネスマンの日記

50過ぎて転職させられたビジネスマンがもう一度立ち上がり、ビジネスを楽しめるように再生する日記

50代転職 それでも笑顔で外に出る

50代で会社から、リストラや転職をせまられて、今までの自分は何だったんだろうと思うことも多いはず。

結構会社を去るにあたり「あいつが残って、なぜおれが?」「あいつのせいだ」などやりきれない思いを残すことも多いはず。

最後だから、迷惑かけてもいいから、引き継ぎも中途半端に、周りに会社の悪口言って出て行ってやろうと思う人も多いかと思います。実は私もそう思っていました。

私も50代で転職しましたが、あのとき踏ん張ってみんなと気持ちよくお別れして本当に良かったと思っています。その理由は以下の3点です。

●自分の強みを傷つける

●友達として付き合い続けることができる

●自分のため

 

●自分の強みを傷つける

50代で転職というのは本当に大変です。そして、キャリアに幅がないケースも多いので、前職の業界や仕事と近いところに落ち着くことが多いと思います。とくに業界はとっても狭いのです。そうするとかなりの確率で前職の取引先、場合によっては前職の会社と取引又は情報交換することも増えてきます。

退社時に周りに迷惑をかけるというのは、私たちが強みである経験を台無しにしてしまているのです。頼りたくなったり、情報が欲しいときに気軽で連絡とれるかどうかはとても大切なポイントです。そのときになって、後悔しても仕方ありません。

 

●友達として付き合い続けることができる

50代で転職することになったとき、残っている方も同じようなやりきれない思いをもって接しています。お互い少しぎこちなく分かれることも多いですが、時間が解決してくれます。お互いのやりきれない思いが少し晴れると、もう一度昔の店で一緒に飲むことができる関係が作れるようになります。

実は50代の男性にとって友達ってとても貴重な存在だと思います。私のスポーツジムや地域の活動などで顔見知りはいますが、相手の人となりまで知っている友達にはなれません。

会社の人間は友達にはなれないとも言いますが、決してそんなことないと思います。自分も相手も友達を求めています。若いころから同じ釜の飯を食った人間同士は、とても貴重な戦友なのです。

 

●自分のため

意外とこれ大きいと思っています。人生でいろんなことをしていますが、50代になるともっとも長い時間を仕事して過ごしています。仕事を通して多くの経験をして、成長してきたはずです。そして自分の一部が仕事であると思います。

最後まわりに迷惑かけて、自分の今までの仕事まで否定してしまったら、これからの人生も楽しむことはできません。自分の50年以上の人生に誠実であるためにも、最後までしっかり勤めあげてください。

 

私自身も、見送る側もしましたし、見送られる側にも身を置きましたが、皆さん会社の去り方が様々だったなと思っています。そりゃあ、きれい事ばかり言っていられないし、言葉にしてはならないような思いをもってしまいます。

しかし、50代といっても、まだ人生は続きます。これからの人生のためにも、今までの仕事人生を認めてあげることをお勧めします。